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口述模試の日程はチェックした? [口述試験]

おひさしびりです。半年ぶりに戻ってまりました。

あと3日で論文試験の結果発表ですね(9/20木曜)。当日のスケジュールはもう立てましたか?朝(有給休暇を取って)直接特許庁に掲示板を見に行くとしても、昼休みにこっそり特許庁のホームページをチェックするにしても、午後から口述模試の予約受付がスタートする受験機関は多いです。

受験機関側も、口述試験受験者が増えてきたことを見越して模試を用意していると思いますので、数年前のような激戦(予約が取れない人がでてくる)ようなことはないと思いますが、それでも「予約は週末でいいや」だと、都合のよい日程はすでに埋まっている可能性が高いです。

また「合格していたら日程をチェックして予約しよう」ではもっと遅い。ある程度実力のある人であればこの夏の間に口述対策をしていて模試の日程くらい把握しているでしょう。「運よく受かっていたら・・」という考えの人ほど、実力的に不安を抱えているような気がします。そこで、今から運よく受かった後の3週間を有意義に過ごせるように計画しておかないと、せっかくの運(論文合格)を無駄にしてしまうことになりかねません。

口述試験本番までの3週間、これまで本番形式での練習を積んでこなかった人は予行練習を兼ねて5つくらい(1日に複数掛け持ちも可)、練習済の人は調整の意味合いで3つくらい、種々バリエーションを変えて(慣れた受験機関+初めての受験機関+会派 など)受験されてみると効果的と思います。


発表まで不安と緊張で模試のスケジュールの予約どころではないかと思いますが、なかなか思い通りの日程で押さえられないものなので(すでに口述受験が決まっている方々ですでに埋まっていたりなど)、数パターンをシュミレーションしておくと、役に立つと思いますよ。


過去に同様の記事がございます。あわせてご覧ください→リンク


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一発逆転…希望と現実 [徒然独言]

前回「異動を待つか、転職するか」の続きです。
現在特許事務所や企業の知財部等で実務をされている人でない限り、弁理士試験を受験する直接的な必要性はないのですが、でも、なぜ受験するのかといえば、何かしら期待しているからだと思うんです。それは異動や転職以外にも種々あって、合格したら人生バラ色とまではいかなくても、現状から逆転できるんじゃないか、良くなるんじゃないかという淡い期待を抱いているんですよね。

★大学受験のリベンジ
比較的難しいといわれている資格のため、合格したら「難関大学卒の人と肩を並べられるかも」って心の奥底で期待している人を多く見かけました。
学歴(卒業大学名)も資格っぽい要素はありますが、学歴と資格はカテゴリーが別と思います。例えば、学歴が高いけど無資格な人と、学歴がそこそこでも資格持ちを比べたときに、同格にはならないと思うんです。「単に受験しなかっただけで、受けたら合格したかも」と思わせる「ポテンシャル」という効能がなぜか学歴にはあるんですよね(似た現象として、日本では、大学院で学歴ロンダリングしたとしても、もとの卒業大学で評価される傾向ががありますよね)。だから資格取得ではリベンジできないと感じます。

★再就職へのチケット
例えば今は働いていないけれど今後再就職するきっかけとして、資格取得を考えるケースは多いと思います。特に、過去にそれなりのポジションで(ある程度のレベルの)お仕事をされていた人であればなおのこと、働く楽しさを(苦しさも)よくご存知だからこそ、相応の環境(やりがいのある仕事)を求められるかと思います。
そのためのパスポートとして、それなりの難易度である弁理士試験を視野に入れることは、自然な流れと思います。しかし、経験者(過去に特許事務所や企業の知財部での実務経験があり、即戦力となりうる人)は別として、未経験の場合は「理系大卒」で「資格持ち」ということだけでは足りず「付加価値」がないと厳しいと思います。

付加価値とは例えば、「直近のキャリアが研究職で、かつ離職してから年数が経っていない(実務に生かせる経験が過去にあり、かつ錆びていない)」、「20代(将来性を感じさせる)」、「英語がペラペラ(活躍できるポジションがある)」、「ツテがある(人員募集している知り合いがいる)」など。
特に、最後の「ツテ」がいちばん効果的かもしれません。転職活動では有職者もライバルです。そして「現在働いている」ことは社会的信用につながりやすいです(例えば、組織の中で働けている→コミュニケーションや忍耐力は大丈夫かもと推認。辞めた→何かあったの?と勘繰られてしまう)(なお、退職後は家庭に入った人の場合、退職理由と職歴のブランクを自然に説明できるので、離職中の人より疑念を抱かれにくいです)。そこで、ここは正攻法で戦うよりも、自分を知っている人を経由して「少なくともパーソナリティはOK」であることを示すのも得策かと思います。

もちろんプラス要素がなかったとしても上手く行っている人もいらっしゃいます。でも最初からスムーズなわけでなかったり(例えば、内定まで1年かかった等)、100%思い通りの結果でなかったり(例えば、事務や翻訳担当として入所等)するケースもあります。不利なスタートラインから勝負するわけなので、平均以上の労力がかかるのはやむを得ないようにも思います。

資格に「期待するな」と思いませんが、「期待しすぎるな」とは思います。インターン制度(未経験者を対象に期間限定で事務所で実務をする機会を与える制度)の説明会で、「こんなに頑張ってやっと合格したのに、インターンもだめなら私はどうしたらいいんですか」と質問していた人を見ました。今の時代、資格を取得することや資格を生かす機会に、あまり固執しないほうがいいのかもしれません。
使える時間も残された時間も有限ですし、固執すればするほど別の可能性が狭まっていくような気がするのです。受験生時代も合格後も期限を決めて頑張って(3回まで受験する、1年間だけ就活する等)、それでだめなら潔く他の道に進む(元の道に戻る)のがベターと思います。

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