短答試験もう半年前 [短答試験]

今日が1121日ですので、そろそろ来年(2011年)の短答試験の半年前ですね。早いものです。春から勉強を始めた方でしたら、ちょうど半年強経ちますので、折り返し地点(?)でしょうか。

★過去問10年分やり切れるか?
そろそろ、短答試験の過去問に着手ですよね。よく『短答本番までに10年分を2~3回まわしましょう』といわれますが、これを達成しようとすると、年内に10年分を1回解いておかないと、目標が達成できない計算になりますね。
普段お仕事をしている場合でも、この目標って、現実的なのでしょうか? 今現在(11月頃)、短答対策は、独学(≒過去問解きまくり)の方は別として、たいがいの方はなんらかの短答対策講座(LECであれば短基礎)を受講されていると思いますので、こちらの予復習に時間が取られてると思います。年が明ければ本格的に論文の答練がスタートしますので、短答対策の時間はあまり割けません。そう考えると、短答の過去問に触れられる時期は、今(10月~12月)となりますが、仕事の傍ら10年分はきついと思います。どんな問題も、最初(1回目)に解く時は、解くのにも答え合わせにも時間がかかります。しかもたぶん、条文がまだ正確に頭に入っていない状態とも思いますので、余計に時間がかかります。

短論同時制覇を狙っている方のスケジュールとして、過去問1回めを年内、2~3回目を短答直前期に解くことを想定しています。この時期(11月~翌1月)にこなせる現実的な目標としては、少なくとも3年分、できれば5年分と思います。3年分未満だと、短答突破が厳しくなるような気がします(4~5月の短答直前期に向けての貯金が十分でなくなってしまう)。
なお、短答合格のみ狙っている方は、講義(短基礎等)の進度にあわせて5年分、短基礎終了後(2~3月頃)の1ヵ月で残り5年分が解けると思います。独学の方も、予備校講義に取られる時間がない分、10年分は可能と思います。

★過去問は問題ごとに
短答の問題は、原則5枝で1問が構成されているので、1枝ごとに解くよりも、問題ごと(5枝まとめて)解くことをオススメします。理由は、5枝のうち1枝くらい、正誤(○×)が判断しづらい枝があったときに、ちゃんと正しい枝を切れる感覚を、早い段階から養っておいた方がいいかな、って思うからです。

択一問題(「次のうち、正しいものは、どれか」等)の場合、原則では○だけど、例外を考慮すると×かな、いや、例外の例外を考慮すると○かもっていう、どっちにも転ぶような問題ってあるんですよね。今年(2010年)の50番(菊花紋章の問題)とか。こういう問題は「次のうち、正しいものは、どれか」という問いで、他の枝が全部×なら「○」と判断するし、他に○の枝があるなら「×」と判断する必要がでてきます。だから1枝1枝解いてその答えを覚えてしまうと、似たような問題が出題された時に、他の枝にあわせて柔軟に判断ができなくなってしまいます。
なお、いくつあるか問題(「次のうち、正しいものは、いくつあるか」等)の場合は、他の枝との絡みは関係なく、その枝の正誤を判断しなければなりませんが、素直に考えた答えでよいかなと思います。おそらく他の受験生も同じ考え方をして同じ答えを導くと思いますので、間違っていた時でも大多数が間違っているのでリスクは少なくなるからです。

年明けからは論文答練も本格的に始まりますので、ますますハードになります。今のうちに短答過去問を通して基礎力を蓄えておいてくださいね!

2011.1.26 内容を一部変更しました)
 



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