短アドにトッピング [神ツール]

短答試験1ヵ月半前ですね。追い込み期に入ってきました。論文の勉強は一休みして、短答に集中です。

★短アドちょっと消化不良?
多くの受験生が所有しているツールは「過去問」と「短答アドヴァンステキスト(LEC)」だと思います。短アドは今年度(2011年受験)向け講座から受講生限定販売となったものの、上四法は改正しておらず前年度(一般販売)のものでも十分使えるので、今年度もまだまだ存在感があると推測しています。
しかし、短アドは逐条(条文を1条から順に説明している形態)のため、関連する条文どうしを別途整理する必要があったり、全体像が捉えにくくなっているようにも感じます。また、内容が細かいため、詰め込み中の知識を上手く消化できずに、理解が中途半端になってしまう可能性もあるように思います。

そこで、直前期に短アドと併用して役立ったと思うツールを2つ、紹介です。なお、各講師の通常講座(入門や短基礎)や裏技講座等の内容と一部被るところがあります。

ハイパーゴロテク講座(宮口講師、3時間×3コマ、LEC裏技、コード:MC/E78242
私が使用していたのは前身の「ゴロテク講座
」(昨年収録の“ハイパー”になる前のもの)ですが、中身はほとんど変わってないと勝手に思っています。
内容は、テクニック編と知識編の2本立て。特に、使えるのは後半の「知識編」です。テクニック編は、知識とは別の方法での短時間で解く方法のアドバイスです(いわゆる「問題文に“常に”が入っていたら×」的なものや消去法の活用法など)。
知識編は、込み入った箇所(前置審査、181条と訂正請求、期間の計算等)や覚えにくい箇所(特184系の手続き、団体商標の主体等)、ボリュームのある箇所(商標の異議申し立て等)が、表や図、フローチャートで整理されていて、分かりやすいです。
昨年度(H22)の56番では団体商標等の主体要件が問われました。ずばり的中です。覚えているだけで1点取れる問題はゲットです。
タイトルにある「ゴロ」は知識編で出てきますが、実際はゴロ以外が充実しています。ゴロにこじつけた無理やり感は強くなく、純粋な理解促進&知識整理講座だと思います。

弁理士条約攻略法(納冨講師、書籍、法学書院、ISBN978-4587562717
私が使用していたのは第1版ですが、現行版(改訂版)でも中身はほとんど変わってないと勝手に思っています。
内容は短アドと同じく逐条形式ですが、噛み砕いた説明のためすんなり読み進められ、条約の全体像を掴みやすいと思います。また、国内法と関係のある条文は国内法を併記して関連付けての解説があるので(パリの商標⇔国内法の商標・不競法、PCTの国内移行⇔特184系 等)、理解しやすいです。
短アドの条約が難解に感じるのはおそらく、パリは条約全体における各条文の位置や趣旨を見失いがちだから、PCTはやたら細かいからだと思います。この本自体は基本レベルのため、これだけでは現行の短答試験には対応できませんが、この本を通して短アドの各論が見られるようになることで、条約の理解が早まると思います。
この本を使った講義(裏技講座「条約攻略法 実践講座」(3時間×6コマ、うち1回は論文対策))も出ているようです。

「木を見て森を見ず」になってしまっていては、もったいないです。せっかく蓄えた知識は整理してストックして、問題に合わせて素早くピックアップできた方が、短答攻略に一歩近づく気がします。

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yu-papa

ご訪問、感謝しております^^
by yu-papa (2011-04-07 20:10) 

まかろにーあ

yu-papa様☆
どういたしましてo(^-^)o
by まかろにーあ (2011-04-08 03:00) 

nagapenang

こんにちは。いつもNice、コメントなど頂き有難うございます。
by nagapenang (2011-04-10 17:33) 

まかろにーあ

nagapenang様☆
こちらこそ、世界を旅した気分にさせてもらっております。

by まかろにーあ (2011-04-12 01:37) 

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