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予備校どこ?講師だれ? [勉強開始]

4月から、各受験機関で初心者向けコースが始まりますね。探してみると予備校や塾って案外多い。決して安いとはいえない(というより高い?)講座料金、絶対に失敗したくないのは誰しも同じ(返金されなさそうだし・・・)。周囲に受験経験者がいらっしゃる方はともかく、そうでない方はまず講座選びの段階からどうしたらよいのか迷ってしまいます。

★予備校&講師の良し悪し
講師は「いいか悪いか」より、「合うか合わないか」がポイントと思います。「誰がよいか?」と問われれば、名の知れている講師なら誰を選んでも「良い」と思います。その中でも良し悪しが明確に分かれるなら、「合う・合わない」の問題だと思います。友達や知人のおススメが必ずしも自分に合うとは限らないです。有名処(敬称略、順不同)は、LMSNEWKY塾のTPTYゼミのYなどでしょうか。
受験機関の規模の大小も関係ないと思います。ただ、大きい予備校は初心者から経験者まで幅広い講座を展開しているのに対し、小さい塾は受験経験者がメインターゲットになっている気はします。来年の受験までの1年間を、1つの予備校に絞っても、途中で鞍替えしても(最初の基礎講座を大きいところで、その後の短答・論文対策を小さいところなど)、余裕があれば複数組み合わせても、どれでもいいと思います。

★初心者向け講座&コース講座の選択
自分的な条件(特に、絶対に譲れない条件)が合致したところがいいのではと思います。条件やその優先順位は人それぞれなので。

<チェックポイントの例>
□カリキュラム(年間スケジュール、レジュメの充実度など)
□講師との相性(難しめ/易しめ、思考重視/暗記重視、話し方がダメとかあるし)
□講義日時・頻度(平日会社帰りに済ませたい、週2回はちょっと負担とか)
□場所(無理なく通えるか:会社の近く、自宅の近く、乗り換え駅など)
□欠席時の対応(録画聴講、他クラスに振替などの有無)
□講義形態(予定が読めない→通信、怠けそう→通学:ライブ講義/個別ビデオ)
□提供媒体(画像つき:webDVD、音声のみ:MP3WMA形式 など)
□テキスト(電子媒体あり:加工に便利、ルーズリーフ:携帯に便利)
□受講料(安いに越したことはない、教育訓練給付金制度の適用可否)
□設備(無料自習室、ロッカー)
□他(若い女のコの多いクラス希望、イケメン講師(誰~!?)など)

講師とのフィーリングの確認には、無料体験や無料ガイダンスを活用です。実際に見てみないと分からないですよね? 「なんかこの人ダメかも」っていう直感は信じてよいです。約1年のお付き合いになる講師ですから、生理的に受け付けなくなると、勉強自体がイヤになります。
初年度は、1人の講師についていったほうがラクではあります。講師によってやり方が全然違うし、慣れるのに少々時間がかかるから。また、講座をまたいで講義内容をリンクさせているケースもあります。自分で取捨選択できる人は、メイン講師とサブ講師を使い分けして相乗効果を狙ってもいいと思います。

★独学
予備校通いが“お金で時間を買うようなもの”なら、独学はその逆。正直、あまりお勧めしません。ある程度以上の難易度の資格になると、どうしても効率が悪くなってしまうので。また、メジャーな資格(司法書士、社労士など)と違い独習に適した市販テキストが多くないことと、読みにくい条文を自己流解釈したがために後々それが足かせになってしまうケースもあるからです。
ただ、短答突破までは独学でも行けると思います。でも、論文以降は答練や模試だけでも受講した方がいいです。採点者に自分の書いたことが適切に、正確に伝わっているかの確認は、他人の目を通さないとわからないものなので。

どこの予備校からでも、どの講師からでも合格者は出ます。合格する人は、どの講師を選んでも最終的には受かると思います。合否を決めるのは、講師ではなく、自分自身。正確には、自分自身の努力と熱意(と必要な学力と運)だと思います。

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これから目指す未経験社会人の方へ [勉強開始]

ここ数年、弁護士や公認会計士の就職難が叫ばれています。弁理士も同様です。特に報道されてないのは、単に話題性がないだけでしょう(法律系の王者・弁護士や会計系の王者・公認会計士と比べれば、ちょっとね)。つまり、合格しさえすれば経済的に安泰、という資格ではもうないということ。

★試験合格で手に職?
企業相手の転職活動のご経験がある方ならご存知だと思いますが、転職の際、重視されるのは年齢に見合った職務経歴だと思います。特に、30歳以上の未経験の採用は(コンサル等を除いて)わずかだと思います。弁理士業界はここまででないとはいえ、合格者数も増え内定という椅子取りゲームの状態です。研究職からの転向など職歴が生かせるケースは別として、合格者だけど未経験者(役に立つかどうかわからない)のすべてを採用できる余裕はもうないように思います。資格取得で一発逆転できる時代は終わったと思います。

事務所での職務は主に明細書作成と中間処理の代理と思います。これは試験内容とは一致しない。雇用する側から見れば、実務ができる人(できそうな人)が欲しいのは、当たり前。だから優先順位が、経験者>未経験でも研究者>それ以外、若者>年配者(若い方は扱いやすく基本給が安い)、理系院卒>理系学卒>文系(特許が主だから)、現職>無職・主婦(現在働いていることも社会的信用のひとつ)、男性>独身女性>既婚子持ち女性(産休や子供の病気での休みを懸念)、そして、無資格経験者>>未経験有資格者(即戦力しかもコスト安) と思います。

★今の仕事を辞めない
弁理士試験は社会人の合格者が多い資格。極端な話、仕事を辞めてまで専念する必要があるとは認識されにくいです。今後長期戦が予想されたとしても、仕事は辞めない方がいいと思います(現在の年齢が30歳を超えている場合は特に)。結果的に知財分野への転職や異動が成功しなくても、少なくとも“食いっぱぐれ”しないので。また、勤めていれば、弁理士試験から撤退して今の仕事を続ける“後戻り”や、知財業界以外への“方向転換”もしやすいと思います。

★受験専念はハイリスク・ローリターン
受験に専念できたほうが、より合格しやすいとは思います。でも退職したからといって、短期で合格するとは限らないし、それ以上に精神的にも仕事的にも逃げ道がなくなり、つらいと思います。最悪(受からなかった)場合は特に、その時点の年齢がある程度(男性35歳以上、女性30歳以上)であれば、その後の就職活動は難航が予想されます。
受験から撤退して、一般企業に就職活動するとして、面接担当者に以下のような質問をされた時、どうされますか? 「○年間も勉強に専念できたにも係らず残念な結果に終わったということは能力に問題があるのですか?」、「受験勉強に耐えるだけの忍耐がないのですか?」、「○歳という年齢にしては社会人としての考えが甘いのでは?」…。一般的に企業の場合、転職市場は職歴のブランクに対して敏感です。これら疑念を凌駕する回答(採用したいと思わせる回答)を返すのは難しい気がします。

★合格は最終目的ではなく、単なるスタート
知財業界で働くことを目的とするなら、試験に合格してからが本当のスタートだと思います。合格後すぐに仕事や人生に活かせる機会が訪れるとは限りません。頑張った分に見合うだけのリターンがなかったとか、資格取得に費やした勉強時間や予備校代がムダだったと感じる結果に終わるかもしれません。だから、合格までではなく合格後のことを考えてキャリアプランを立てた方がよいのかな、と思います。
一時、某予備校でスタッフの大量採用を行っていましたが、文系の方が多いですね(合格者数は理系>文系なのに)。最初から講師や教材作成等を希望して資格を取得したとは思えないので、自身のバックグラウンドと需要とのマッチングは重要と思います。

私自身も実務未経験ですし、多くの人と同じ理由(理系なら研究職に限界を感じた、文系なら他資格に挫折した 等)で受験しています。そして、今のところ知財の仕事はしていません。知人からはもったいないといわれますが、そうなるリスクは織り込み済みでした。資格に対し過度な期待をしないくらいの方がいいのかな、と思います。

 


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講師陣アセスしちゃうぞっ [勉強開始]

4月スタートの基礎講座のガイダンスがもう始まっていますね。講師選びは超重要。そこで、某予備校の有名処(順不同)について、実際に講義を受けた個人的な感想を記します。ネガティブ(失礼)なことも書いていますが、基本的に3人とも好きです。でも、好みや感じ方は人それぞれですので、あくまでも個人の感想として受け止めていただければ幸いです。

M講師
<教室の雰囲気> 誰に対してもフレンドリー、すぐ仲良くなれる(人見知りさんも大丈夫)。講義自体は楽しい(“楽しい”って、めずらしいことですよ)。講師と受講生の一体感あり。モチベーションがかなりあがる。ノリ(テンション)についていけない人には向かない。
<講義の特徴> レジュメがきれい、わかりやすい、覚えやすい。複雑な箇所を噛み砕いて説明するのがうまい。ゴロ合わせは使える。レジュメは自分で好きに使えばいいと思う(M講師は蛍光ペン&色塗りを多用するが)。Web講義(スタンダード講義)の1回目の視聴は画像がないとキツイ(音声(ダウンロード提供)だけではレジュメのどこにマーカーしているかがよくわからない)。生講義向き(声が急に大きくなるときがある)。板書の字が丁寧。
<向いている人> 忙しい人向け(予習・復習の負担が少ない)。第一印象とは逆で、実際は自分で勉強できる人向きと思う。ゴロ合わせやテクニックの印象が強いが、基礎ができていないと案外使いこなせないと思う。
<論文の傾向> 簡潔&過不足ないスッキリ答案(制限時間内で書ききれる)。

S講師
<教室の雰囲気> 真面目。直接話せば優しい人であることが分かる(しかし雰囲気がなんかコワイので損をしている)。基本的に受講生とは距離をとっている。受講生のオジサン率が高い。
<講義の特徴> 受験テクニックではなく、真のセンス(思考力や論理力など)を身につけたいのなら、S(かE)がいい。説明が最も精緻(正確で詳しく細かい)、予習・復習が大変。こなせればかなり強くなれる。講義中、何気なしに青本(逐条解説)はもちろん基本書の内容にも触れている。初級者向けも中級者向けも、講義でしゃべっている内容も難易度もあまり変わらない。ルーチンの講座(入門、短基礎など)は定評があるが、毎年内容が変わるもの(答練の解説)や単発講座は何がしたいのかよくわからないものも。講義は音声だけで対応可(出先でも学習可)。板書の字はかなりヘタ。
<向いている人> 自分で勉強できる人向き。情報量が多いので必要なものを取捨選択できる器用さは必要。普段の勉強の仕方なども受講生が自分で考える必要あり。
<論文の傾向> 書き方を真似しようとするとヤケドする(あくまでもセンスを磨くために使用)。

N講師
<教室の雰囲気> 講師を中心とした仲良しグループが形成されている(輪の中と外を隔てる見えない壁を感じる)。仲良くなりたいならグループの輪(できればNゼミ:夏・秋スタートのN講師担当の論文ゼミ)に入ったほうがいいと思う。怪しい人に対しても嫌悪感を全く顔に出さず、フツウに対応してくれる。教えてあげる的な(上から目線の)物言いが気になる人には向かない。
<講義の特徴> オーソドックスな(そつのない、フツウの)講義内容。各講師のいいとこ取りをして、全体的に難易度を下げたような感じ。受験情報が有益(所属予備校の枠を超えた情報も手に入ることも)。勉強アドバイスが事細か(勉強の仕方、参考書、スケジュール、講義のない日向けのサブ教材の提供等)。声がかわいい。板書は殴り書き。著書おすすめ(初心者向き)。
<向いている人> 勉強自体があまり得意でない、自分でスケジューリングできない人に特によい(指示通り無心でこなしていけばいい)。
<論文の傾向> 論文が苦手な人や論文初心者にいい(画一的でパターン化されているため、とりあえず書けるようにはなる)(個人的には、EやSのハイグレードな世界も覗いてほしいとは思うのですが)。

★まとめ
講義内容の難易度(難⇔易):S>M≒N
講師と受講生の距離(近⇔遠):M(誰とでも)>N(対象者限定)>S(マジメ)
合格実績:3人とも同じくらい

個人的には、この3人だと、入門はS、短答はM、論文はNがいいかなって感じがしました。「わかりやすさ」と「深さ」の両方を1人の講師に求めるとするなら、大阪のE講師かな、なーんてね。 
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自分のタイプを見極めよ [勉強開始]

過去、例えば大学受験時代に、得意科目の勉強はあまりつまずいたことがないのに、苦手科目になると途端に何をどうやったらいいかわからなかった、という経験をお持ちではないでしょうか?

★自分で勉強できる人
自分の得意科目を思い出してみると、自分の中で成績がUPしたお気に入りの問題集が1~2冊ありませんでしたか? また、問題集を解きまくる、参考書を読みまくるとか、自分の勉強の仕方が定まっていませんでしたか? 「自分で勉強できる」というのは、何も、独学や通信教育でも怠けずコツコツ勉強できることをメインに指すのではなく、自分の「勝利の方程式」が何か分かっていることだと思います。

これは、たとえば、教材の選択(例:論アドよりコアブックの方があってるかも)、スケジュール立案、苦手と原因の把握と克服方法(例:前置審査が苦手。準用条文が多いからかも。表でまとめて理解しよう)、学習リズム(例:今日は朝の電車の中で○○の講義を聞いて、夜は予備校で答練(模試)を受けて、自習室で答え合わせしてから帰ろう)、ノートやレジュメの活用の仕方など、学習を進めるうえで何が自分に必要で、何が自分に合っているのか、種々の事項を自分で選択・判断できていたりします。これは、意識していても無意識であっても、自分の傾向やクセが把握できていないとできないような気がします。

逆に把握できてなさそうなら、自分で考えない方がいい。お金で解決です。予備校と講師にその判断を任せちゃいましょう。予備校のテキストとスケジュールどおりに、講師が提供する学習法とカリキュラムを無心でこなすのが近道です。

★どちらのタイプなのか?
私は昔、大学受験関係のバイトをしていた経験があるのですが、生徒さんの勉強スタイルを見ていて、おそらく以下に該当する方は、最終合格までのプロセス(使用教材、使い方等)を含めて、受験機関に任せたほうがいいような気がします。

1)疑問があるとすぐ質問するタイプ
(他人から見れば)ちょっと調べれば、ちょっと考えれば分かるようなことでも、すぐ答えを求めるタイプです。要は、mixiや知恵袋でしょっちゅう質問しているような人。おそらく自分で考えることが苦手なのだと思います。
自分で考えることができる人と苦手な人では、質問の頻度のほか、質問の仕方も異なるような気が。思考力がある人は「○○については△△であっていますか?」というスタイルだったりする。質問前に自分で調べて、考えをまとめていて、疑問点も明確。質問は、解決しない場合や念のため確認しておきたい場合の最終手段。
これに対し、考えるのが苦手な人は(自分では考えたうえでかもしれませんが)「○○って何ですか?教えてください」といった焦点がぼやけた質問で、何を答えればいいのか把握しづらいことが多いです。
その他、根拠の怪しい自論ばかり展開する人も、思い込みで(間違った方向に)進みがちなので要注意です。

2)受験生時代に試験直前(1~2日前)まで学習塾に行っていたタイプ
自分で判断できるタイプの人は、試験日が近づくほど塾に来ない気がしていました。それは、直前期にしておきたいことが自分の中で明確になっているので、自分のプランと完全一致しない学習塾の授業に自分の時間を割かれるのを嫌う傾向があったからだと思います。
そうでないタイプの人は、塾が用意してくれる対策に任せていた(というより、塾に行くことで勉強した気になっていた)傾向が強いような気がします。

3)大学受験時代の偏差値(河合塾換算)が私立文系なら60以下、国立理系なら55以下の方
成績(偏差値)を上げる手段として「考え方を知って伸びるタイプ」か、「答え方を知って伸びるタイプ」かの(個人的な)線引きラインです(ムカッとされた方、すみません。あくまでも個人的主観ですのでお許しを)。逆に、私立文系で65以上、国立理系(センター試験の科目が多いところ)で60以上なら、自分で判断できるタイプの方が多いと感じていました。

いずれにしても、ペースメーカーとして、受験機関を活用するのはいいことですよ。講義や答練(学校の定期テストや模試のようなもの)は毎週定期的にやってきます。それにあわせていやでも予習・復習するようになりますから。


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未経験かつ文系 ハードルは高いの? [勉強開始]

秋スタートの基礎講座がそろそろ開講しますね。某受験機関のHPには「文系弁理士のススメ」という記事(宣伝)がありました。文系出身で目指すのはリスキーといわれている弁理士ですが、以前記した「これから目指す未経験社会人の方へ」という記事(→リンク)と関連してちょっと感じたことを記します。
(あくまでも個人の所感です)

★受験目的は何?
>
1.安定した高収入が魅力
…一般的には会社員の方が雇用身分も福利厚生も安定してると思います。また(どの仕事も同じですが)肩書き(資格)だけで稼げることはないような…
> 2.独立開業だって夢じゃない
…独立開業の先に成功がなければ“悪夢”が現実に?
>
3.学部・年齢・性別関係なし
…確かに“受験”に制限はないけど、就職・転職するには影響してきますよ。

この資格は(事務所の跡取りの方でもない限り)理系・文系を問わず何かしら行き詰った結果、受験を志す方も多いようです(私も他人のことが言えません)。理系なら研究職から離れることになったとか、文系なら司法試験受験を諦めたとか、陰に挫折が隠れていることもしばしば。理系の場合は研究のバックグラウンドを生かした典型的なルートのひとつではあるのですが、文系の場合は(司法書士でも公認会計士でも社労士でもなく)なぜ“弁理士”なのか…

★合格後の自分は?
>
 たしかに理系出身者が多い弁理士ですが、文系出身で活躍されている先生も数多くいます。
>
 以前は文系・理系が半々くらいであったといいます。
>
 文系出身の弁理士はどのような業務を中心に行っているのでしょうか?(後略)

実際のお仕事を覗いてみると…おもな仕事は出願書類の作成と、審査段階での特許庁審査官とのやりとり(中間処理)などです。IPDL(特許電子図書館)というのがあって、ここで公報を検索してみると(初心者向け検索→リンク)、実際の明細書などが閲覧できます。この目で見てみて、どんな感じでした?
特許にはどうも棲み分けがあって(機械、電気、化学、情報…)経験したことない分野の公報は正直よく理解できないけれど、意匠・商標には全くわからないといった障壁はなさそうな感じ。「意匠・商標専門」の弁理士さんは文系学部卒の方に多くいらっしゃいますが(特許事務所さんのHPでは所属弁理士の名前・顔写真・卒業大学・学部・専門領域が掲載されていることが多い)、裏を返せば自然科学系の専門でないからということも多いような気がします。
文系で活躍されている方は案外一握りのような気も。事務所さんは採用時に(特許の)専門分野を重視していることが多いし、それ以上に近年は業界で受け入れられないほど合格者数が増えている。文系未経験でも何かしら付加価値があれば別だけど(英語や中国語がすこぶるできる、若い、IT系(理系の領域)、人脈がある等)、ただ合格しましたというだけではペーパーライセンスで終わりかねない。

★勉強は一生()続く
>
 弁理士試験は法律の試験です。法律を学習したことがある方は、そうでない方に比べて、スタート時点でかなり得をしているといえます。
>
 例えば、特許法は、民法や民事訴訟法の特別法という意味合いがあり、法学部在学時や資格試験対策として学習したことがある方はスムーズに勉強を始めることができるでしょう。

試験に合格するだけだったら、アドバンテージはある。でも…
結局(事務所で働きながら)理系の大学に入りなおす方も多いと聞きます。意匠・商標を専門としている事務所はそう多くないから、自分自身が技術的な知識を持っていないと担当できる仕事に限界が来るからだと思います。コンサル業を狙うにしても、中身を理解できなければ真のアドバイスはできない(会社が依頼するコンサルの多くが「このくらいのコメントなら社員でもできるよね」と感じるレベルなのと同じと思います)。
大学受験のとき理系科目が苦手だったから文系にしたという方であれば(試験自体は法律の試験だから無難にパスできたとしても)、理系面の弱さは将来的にはディスアドバンテージになるような気がします。

予備校は甘~い宣伝文句を言います。だって彼らの仕事は合格までだから。でも受験生にとっては合格してからが本当のスタート。(資格取得は趣味という方でない限り)何らかの形で仕事に結びつけることを望んでるはず。学習スタート前に、自分のキャリアプランにあった資格なのかの最終チェックと、また、受験勉強にかけた労力に見合う結果が得られなかったとしてもそれを受け入れる覚悟が必要なような気がします。


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